看護師に求められるスキルは、まず目配りできる観察力です。
患者の治療をするのは医師ですが、患者と医師の間に入ってサポートするのが看護師の役割で、患者にとっては一番身近な存在といえます。
いつもと比べて顔色が悪い、口数が少ないなどちょっとした異変に気付いた際は、注意深く見守ります。
明らかにおかしいと感じれば、医師や同僚に報告しなければいけません。
咄嗟の判断で危険を回避できる可能性もあるため、多忙な業務に追われながらも、常に患者の様子に目配りしていく必要があるのです。
また、看護師は人とコミュニケーションをとりながら仕事を進めていきます。
看護師同士の情報交換はもちろん、医師や薬剤師、検査技師などとも話す機会が多くなります。
苦手意識があるからと、コミュニケーションに消極的になっていると、必要な情報が得られず医療事故を起こすことにもなりかねません。
人によって合う合わないはありますが、どんな人でも和やかに、波風を立てないように会話ができる人材は重宝されるでしょう。
そして、看護師はストレスの多い仕事でもあります。
さまざまな局面で迎える問題に対し、一つ一つ悩んでいては身が持ちません。
いつまでも悩んでいると、仕事で失敗する可能性も出てきます。
失敗したことに対する反省は必要ですが、素早く気持ちを切り替えることも大切です。
休日は自分の趣味や好きなことに時間にあて、上手にストレスと向き合っていく力も、看護師の仕事を長く続けるためには必要です。
現場で働き続けるために
キャリアの大切さ、そして必要なスキル